ここ数年、中国や東南アジアには何度となく足を運んでいるものの、なぜかこれまで一度も行ったことがなかった韓国。

仕事のご縁がなかったうえ、買い物やエステなど、何となく女性好みの印象もあって、敢えて行こうという気にもなれなかったのですが、その煽りを食ってきたカミさんや娘にせがまれ、ついに初訪韓を果たすことになりました。

金曜の15:35羽田発のJAL093便で向かうはソウル金浦空港、2泊3日の行程です。


どこへ行こうと、旅先での一番の楽しみは“食”。

記念すべき人生初の本場韓国料理は、鶏をまるまる煮込んだ水炊き料理「タッカンマリ」に狙いを定めました。

ホテルのある明洞エリアから地下鉄に乗り、昔ながらの問屋市場と近代的な巨大ファッションビルが共存する街、 東大門(トンデムン)へ。

5分少々歩くと、タッカンマリ専門店が並ぶという『東大門タッカンマリ通り』に到着です。

思ったよりも暗くて寂しい印象のタッカンマリ通り

思ったよりも暗くて寂しい印象のタッカンマリ通り

もっとネオンがギラギラしていて、お店がずらりと軒を連ねているのかと思ったのですが、意外にもひっそりとした裏通りの印象。

それでも知り合いが薦めてくれていた『陳玉華(チン・オックヮ)ハルメ元祖タッカンマリ』の前には順番待ちの人がストーブで暖を取っていました。

22時を過ぎても順番待ちが絶えない人気店

22時を過ぎても順番待ちが絶えない人気店

おばちゃんに番号札を貰って待つこと10分。電光掲示板に番号が表示されたら、いよいよ入店です。

3階まであり、回転がいいので意外と待たないで済みます

3階まであり、回転がいいので意外と待たないで済みます

若い韓国人カップルと相席のお座敷に通されると、目の前に鶏がまるまる一羽入った鍋が置かれます。

2階のお座敷も大賑わい

2階のお座敷も大賑わい

座れば出てくる鶏まるまる一羽

座れば出てくる鶏まるまる一羽

というのもメニューは基本的にこのタッカンマリのみ。あとはお餅やご飯、麺、飲み物などのサイドオーダーだけなのです。

料理といい、メニューといい、このシンプルさが最高です。

メニューはこれだけ!しかも安い!!

メニューはこれだけ!しかも安い!!

ちなみにキムチやタデギ(すりつぶした唐辛子に薬味を加えたもの)はセルフサービス。

鶏が煮えるまでの間に、隣りのカップルを見よう見まねで諸々の下準備を済ませます。

キムチはそのまま食べてもよし。鍋に入れてもより。

キムチはそのまま食べてもよし。鍋に入れてもよし。

それからの待ち時間がまぁ長く感じること…。

いかにも常連風な隣りの彼氏はどんどん自分で鍋を仕上げていくのですが、対して超ビギナーな僕等は店員さんを待つことしかできません。

しかたなく、キムチをつまみにビール、そしてチャミスルへと杯だけが進みます。

周りのほとんどの席で飲まれていたチャミスルをつられて注文

周りのほとんどの席で飲まれていたチャミスルをつられて注文

そして、ついに満を持して店員さんの登場。

焦らしに焦らされた僕等にとって、そのハサミ使いはカリスマ料理人のように見えるのでした。

にんにくを鍋に適量入れて、もうしばらく煮立てたらいよいよ完成。

鶏のダシにニンニクのパンチが加わって絶妙の味に!

鶏のダシにニンニクのパンチが加わって絶妙の味に!

果たして、熱々の身は柔らかくほろりと外れ、臭みやあぶらっこさもまったく感じずに、肉本来の旨みが口の中に広がります。

そして何よりも、鶏のダシにニンニクのパンチが加わったスープが美味!いつまでも飲んでいたくなる味でした。

韓国料理といえば、すべからく味の濃いものだという先入観がありましたが、このタッカンマリは鶏本来の味を引き出すシンプルな味付けで、これなら二日続いてもいいかも…。

しかも、ビールやチャミスルをそれなりに飲んだにもかかわらず、お会計は3人で3千円少々!

こうして、カラダにもお財布にも優しい「タッカンマリ」にいきなりハマる本場韓国料理のデビュー戦なのでした。